なかむら胃腸肛門クリニック


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夏の便秘症

便秘に、夏冬の違いは明らかにありませんが、
この夏に陥りやすい便秘の傾向があります。
一つには、水分不足が大きな原因かと思います。

温度調整をした上で、熱中症にならぬようエアコンは必要不可欠ですが、水分摂取は、1.5L以上を目安に取るようにしましょう。脱水は硬便になり便秘になります。緩下剤である酸化マグネシウムなども、水分を引き寄せて便を柔らかくするため、水分不足では効果が悪くなります。

起床・朝食・昼食・夕食・入浴後・就寝時にコップ1杯分(200ml)を飲むよう心掛け、また休憩時間などでも追加して摂取すると、水分不足を防ぐことができます。

もう一つには、運動不足です。涼しい朝夕に、毎日30分から1時間歩くようにしましょう。歩くことで腸管の刺激となり、便やガスの排出もよくなります。

皆さま、まだまだ暑い日が続きますが、熱中症対策をしながら、この夏を乗り切りましょう。

(2024.7.23)

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