なかむら胃腸肛門クリニック


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肛門診療について

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当院は肛門科を中心としたクリニックで、受診される7割以上が肛門科の方です。毎日多くの方々が、色々な悩みを抱え受診されています。恐怖心・羞恥心に対しては配慮した診療を行っていますので、どうぞ安心して受診して下さい。

病状に対しては、診断の上詳しい説明をしておりますのでよくご理解いただけると思います。治療は保存療法を基本とし、手術療法は切らない古典的治療(痔核の硬化療法・結紮術、痔瘻のシートン法など)を中心に、根治手術まで全例日帰りで行ないます。病気の治癒を目指し、病状に合わせた適切な治療をしてまいります。

おしりの健康を保つためには、生活習慣、排便習慣が重要です。当院ではおしりの治療には欠かすことのできない便秘の相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。

いぼ痔(痔核)
痔の中で、もっとも割合が高いのは「いぼ痔(痔核)」です。

あな痔(痔瘻)
肛門と直腸の境界にある小さなくぼみが感染して、肛門の周囲に膿がたまる病気です。

きれ痔(裂肛)
排便時の外傷、下痢が原因となり、肛門ポリープ、見張りいぼを形成します。

ALTA療法
「脱出を伴う内痔核」に対して、切らずに注射による治療を可能にしたお薬です。

痔について

皆さんが、よく痔と言われる言葉は、正式な病名ではありません。痔とは肛門の病気の総称になります。

痔の三大疾患と呼ばれる病気が、痔核(いぼじ)痔瘻(じろう)裂肛(きれじ)になります。これらはお尻の病気の9割を占めます。

しかし、残り1割に、洗いすぎて起きる肛門周囲皮膚炎、痒み痛みになる肛門の感染症、加齢や術後による肛門機能不全(違和感や失禁)、腸がでてくる直腸脱、お尻が気になる直腸肛門神経痛、また、痛みが続く肛門の悪性腫瘍や、肛門より脱出する大腸がん、肛門に膿がたまるクローン病や肛門に炎症を起こす潰瘍性大腸炎などもみられます。

いずれにせよ、早期発見・早期治療が大切です。怖がらず、恥ずかしがらず、早めに受診しましょう。

痔主の比率

痔主の比率

日本人の成人男女1万人を対象としたある大学病院の調査によると約75%の人が過去・現在において痔の経験があると答えています。症状の程度の差こそありますが、約4人に3人は痔主ということになります。

痔を予防するための10箇条

  1. 毎日お風呂に入りましょう。
  2. おしりは清潔にしましょう。
  3. 便秘にならないようにしましょう。
  4. 下痢をしないようにしましょう。
  5. 排便時にいきまないようにしましょう。
  6. おしりを冷やさないようにしましょう。
  7. 長時間、同じ姿勢を続けないようにしましょう。
  8. アルコール、刺激物は控えめにしましょう。
  9. 長時間のドライブは避けましょう。
  10. 医師に相談し、正しい診断を受けましょう。